01 パーティーガールは傷つかない
最近カラオケ行くことが増えて思ったんですよね。 洋楽、歌ったところで意味わからんよな。
和訳…後ろに出してくれんかな…。
いやほんと、みんなが感動してる邦楽に負けないような名曲が洋楽にはあるんです。けどなまじ興味ないとみんな和訳とか調べないじゃないですか。
素晴らしい洋楽の歌詞を知ってもらえたら嬉しいなということで。
私のブログ、再スタート。実は前から洋楽の紹介ブログは書いてみたかった。
一曲目って大事だよなぁと思いまして。最近リリースから数年振りにCMに起用された曲があるんで紹介させてください。
【Chandelier - Sia】
歌手名、シーアと読みます。歌が上手すぎて、全世界が腰を抜かした歌手。
歌手としてはめちゃめちゃ遅咲きで、たしか40代でこのChandelierをリリースし大ヒット。いや、ほんと、この曲はこの人にしか歌えない。聞けばわかります、最近DiorのCMで使われてるから聞いて欲しい。アーーーーーイから始まったらそれがChandelier。雑な説明でごめん。
あんまりメディア露出しないアーティストで、この曲がヒットした直後も新婚だったもんだから、ずっと顔を隠してました。クルウェラみたいな白黒の髪型で顔隠して歌ってたのをよく覚えてます。
歌手としては遅咲き、って含みを持たせたのは、この人ヒット曲を大量に手掛けてるんですよね。リアーナのDiamondsとかが有名。アリアナ・グランデやビヨンセなんかにも曲を提供してる。気がつくと彼女の曲を聞いてるんですよね。
和訳を全部乗せるのはどうせ読まんやろの気持ち。なので、好きなフレーズを一つ二つ。
"I'm gonna swing from the chandelier
From the chandelier
I'm gonna live like tomorrow doesn't exist
Like it doesn't exist"
前半は曲名にもなってる有名な部分。
「シャンデリアからシャンデリアに飛び移るの」
後半はシンプルに心に刺さる。
「明日なんかないみたいに生きる、明日なんかないみたいに」
死にたいって気持ちと、死んでもいいって気持ちはおんなじようで全然違うと思ってまして。多分この曲の主人公は後者。だから私にも刺さったんじゃないかなとおもってるんですけど。
シャンデリアはパーティーの比喩だといわれてます。一晩でいくつもパーティーを梯子して、行って喜ばれると愛を感じるって曲。パーティーに呼ばれれば必要とされてる気がする、みたいなね。
パーティーってテンションのアップダウンが激しいからすごく疲れる。それを梯子するとなると、移動中なんてもうダウナーの極みみたいな虚無感がある。けど、行けば楽しいし必要とされてる気がして行っちゃう。アルコール流し込んで、ちょっとワルいことして、そうしてクタクタになって帰ると、泥のように眠れる。
そんな風に生きていれば、もしかしたら寝ているうちに死んじゃったりするかもしれない。それはそれで構わない気がする。だから、明日なんかないみたいに生きる。何をやったって怖くない。
けど心も体もボロボロだから、この曲の主人公もそれを見ないふりしてずっと自分に言い聞かせてます。パーティーに誘ってくれる奴らから愛を感じる。必要とされてる。だから、パーティーガールは傷ついたりしない。
でも本音はこっち。
"Help me, I'm holding on for dear life
Won't look down, won't open my eyes"
「助けて、しがみつくだけで必死なの。見下ろしたら足がすくむから、目を開けちゃだめ」
バカみたいにいつもはしゃいでる人ほど、足元の崖が怖くてたまらない。見たくないから、楽しいふりして目を逸らす。
めっちゃ病み解釈し散らかしたけど僕は元気。壮大な希死念慮の曲だけど、多分みんなどこか共感するはず。大ヒット曲ってそういうもんです。
次回!「天国みたいに幸せで、地獄みたいに苦しい」